ピルエット上槽!

2月23日(土)、千代の光酒造にて。
遠心分離装置を使った、ピルエットの上槽工程を見学してきました!

遠心分離装置@千代の光酒造

上槽(じょうそう)
→もろみを酒と酒粕に分ける工程。
 搾りとも言います。

ヤブタと呼ばれる自動圧搾機や、酒袋を使ったりもします。
われらが「千代の光ピルエット」では遠心分離装置を使用しています。
回転の力を使うわけですね。
ピルエットの名の由来でもあります。

 

遠心分離装置近影

500本ぶんを搾るには、遠心分離装置では相当の時間を要します。
この日、蔵元では5時前から機械を回し続けてくれたとのこと!
私が蔵に出向いたのは9時少し過ぎ。
作業も大詰めに差し替かっていました。

機械の中でもろみが回転します。中心部分にお酒が残り、分けられた酒粕が内壁にくっついてきます。
1度の作業でかかる時間が約40分、それを必要容量分繰り返します。
今回は、7回(!)、装置を稼働していただきました。

これぞしぼりたて!

遠心分離装置での上槽には外的な圧力がかかりません。
だからこそなめらかで優しい口当たり、舌ざわりのお酒になります。
必然的に、搾り終えたあとでも、酒粕にはお酒が通常よりもずっと多く残ります。
通常のものよりもずっと柔らかい酒粕。
ぜいたくなお酒なのですね。

しぼられたばかりのピルエット!

搾られたばかりのピルエット!香りをチェックしました。
第一印象…フレッシュな果実の香りがたまりません!
さわやかさと甘さが広がる香りです。

今回、原料米を山田錦に変更したピルエット。
香りの爽やかさ、華やかさは期待以上のものになってくれています。
楽しみにしていただいて大丈夫ですよ。

また、タンクから香りを仰ぐときに少々の「ガス感」を覚えました。
しぼりたての生酒にはよくあることですが、千代の光酒造曰く
「遠心分離装置で上槽したお酒にここまでのガス感はいままで無かった」とのこと。
不思議です…!
今朝搾ったお酒が、瓶詰めと数日の貯蔵を経てどのような形で皆様にお届けすることになるのか。
ぜひ、期待してくださいね。

 

情報解禁から一週間。

千代の光ピルエット2019

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詳しくは、下記リンクをご参照ください。

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